先日、営業の途中に昼食を食べに、ある洋食屋さんに行きました。このお店は自分が子どもの頃から、通うお店です。その当時は、両親や家族で出かけていました。ですからその頃は、なかなか行く機会も少なかったのを記憶しています。でもこれだけ記憶に残っているのは、その量と安さ、どくどくの味のおかげです。そうして赴いた時に注文するのは、決まって日替わり定食です。その当時の金額は380円、45年位前の話です。
時が経ち、社会人となっていきたいと思うのですが、そのお店は、日曜日が定休日です。土曜日に近くに行くときに寄りたいと自分は思うのですが、妻は席が狭かったり、相席だったり、量が多かったりするので、なかなか『いいよ』と言ってくれず、休日にはなかなか行けないでいました。
なので、平日営業の途中で寄るのが楽しみでした。しかし、そのお店は、大人気で昼時は行列です。時間が自由になる自分は、少しずらしていっていました。
長年にわたって、私の胃袋を満たしてくれていましたが、お店の方々の高齢化で、お店を閉店するという話を聞き、残念がっていました。しかし、それからしばらくして再開の話で嬉しく思いました。しかし、前と同じように日替わり定食はなく、メニューもだいぶ絞られた形でのランチ営業でした。何度か行きましたが、少しずつ足が遠のいていました。
それから、息子の高校受験の頃から、自分が晩ご飯の残りを詰めてお弁当を持って行くようになり、さらに足が遠のいていました。
営業の途中にどこに行こうか迷っていた時に、思いついたのが『イタリーノ』です。行ってみると、やはり並んでいました。絞られたイルメニューの中から注文し、ワクワクして待っていました。あまり待たずに運ばれてきました。食べ始めると、『この味、この味』本当に懐かしい味です。一気に昔がよみがえってきました。
また、折を見て足を運ぼうと思います。そうだ、息子にボリューム満点のステーキをだべさせてあげよう。