4月30日、その日はいよいよきました。自分がまだ個人事業主として保険代理店をしている頃、独立して5年目の時からわが社の業務に携わってもらっていました。
その当時は、父が手伝ってくれていました。その父が『俺もいつまで手伝えるかわからないから、人を雇った方がよいと思うんだ』というひと言から、『確かに』と思い、人を探し始めました。その当時を思い出すと、人を雇うといっても、どうしたらよいかわかりませんし、今ほど求人サイトも充実をしていませんでした。人づてによい人がいないか探すことにしました。よい方を紹介いただき、採用することにしました。自分にとって初めての採用、雇用でした。それから約14年本当に我が社をよく支えてもらいました。その当時、保険の保の字もわからない方でしたが、見通しをもって業務を行ったり、関連付けて行ったりする力にたけていて、今ではこれからどうなってしまうのだろうと不安になるほど我が社の業務のすべてを担っているといっても過言でない存在です。
退職の日に昔を思い出しながら、お疲れさん会を催したときには、『はじめは、何もわからず、役立たずでした』とご本人がおっしゃっていましたが、そうだったかなと思いつつ、父と出勤がかぶるときに業務を伝授されてめきめき力を発揮していってもらいました。得意の経理もお任せするようになり、毎年確定申告の時期に苦労していたのもなくなり、本当に助かりました。
エピソードが多すぎて、まだまだ紹介しきれません。少しずつ紹介させていただくことにします。