春休みに入った息子は、大忙しです。その日は、妻の母と映画鑑賞です。
少し前のある日、ばば(妻の母)が観たい映画があるんだけどという話から、爽太が『いいよ、一緒に行こう』ということからその日を迎えました。ばばは、映画鑑賞は、十何年ぶりだそうで、しかもかわいい孫との映画鑑賞です、そのワクワク度は想像するに、ものすごいものでしょう。息子は、ばば孝行をしました。
テレビでNHKの新プロジェクトXを観ていました。ゴジラ-1.0の監督山崎さんのことを取り上げていました。山崎さんは、アカデミー賞で視覚効果賞に輝いた監督です。そこまでの軌跡をあるプロデユーサーと歩んだことを中心に話は進んでいました。そのプロヂューサーいうのが、阿部秀司さんです。阿部さんは、山崎さんの才能を買い、たくさん注文を付けるもいつも山崎さんを信じていました。『いつか山崎はハリウッドへ行くよ』と。
それを山崎さんは、現実のものにしました。そのゴジラ-1.0には、若いスタッフが加わり、力を発揮したのです。その若い力がなければ、視覚効果賞はなかったかもしれないほどです。このスタッフたちは、山崎監督が見出し、信じ、かかわってきたそうです。まさに、阿部プロヂューサーが山崎さんを信じ助けたように。ACJAPANの宣伝で『助けられた人は、助ける人になる』といううフレーズが自分は、印象に残っています。自分も助けられた、よくしてもらった恩は、決して忘れません。後輩や身近な人へ返せればと常に考えています。
もうひとつ、日本のことわざの『情けは人の為ならず』も自分は日頃から心がけています。きっと息子のこうした『人を喜ばせる行動』は、彼に返ってくると信じています。