我が家ではある通販サイトで年間通して、各地のお肉や海鮮などが送られてくるものを注文し、先月に松坂牛が送られてきました。この企画は、毎年行われていますが、なかなか妻のお許しが出ず、注文できませんでしたが、なぜか今年はお許しが出ました。
そのお肉を使って、すき焼きをすることにしました。たまたま千葉のお客様のところに行きましたので、そこの近くのJAで野菜を購入し、準備万端で家路につきました。
しばらくすると息子も帰ってきて、すき焼きの準備をしている自分のところに寄ってきて、『おっ、この肉少しもらっていい?』と言ってきました。何をするのかと聞くと『肉寿司』と力強く答えてきました。大学生になって、家で過ごす時間がいろいろになって、お腹がすくと自分で何かしら作って食べるようになっていました。ラーメンなどの簡単なものですが、具材にはこだわり、妥協せず作っているのは知っていました。しかし、牛肉を見て、『肉寿司』には驚きました。任せて見ていると、ご飯も酢飯にし、先日購入したバーナーであぶる徹底ぶり。自分の想像では、ご飯を肉とともに握り、あぶるのかなと思っていましたが、酢飯にするとは、驚きでした。
こうしたこだわりを持って、自分の食べたいものを自分で作るこだわりぶりは、今年の4月に亡くなった兄を思い出させます。亡くなる頃は違いましたが、兄はもともと料理人で、自宅でこだわった料理をよく作っていました。こだわって料理を作る息子の姿は、そんな兄を彷彿させました。