準備を進め、いよいよ出港です。釣り船というより、クルーザー型といった船で、展望台もついていて、ワクワク感をさらに盛り上げてくれました。
ただ、釣り場へ行くときにその展望台に行ってみましたが、進行するスピードと揺れ、そして風で立っているのも大変なほどでした。
船長の計らいで気持ちの盛り上がるバンヘーレンのジャンプが流れ、息子も友だちもノリノリで、気持ちも最高潮で漁場に着きました。
仕掛けにイソメとイカタクをつけ、さあいよいよ釣りがスタートです。
妻は、船釣りは今日で2回目で超初心者ですが、席が分かれてしまい、大丈夫かなと思いましたが、我が家で1番最初に釣り上げたのが妻でした。ビギナーズラックとでもいうのでしょうか。その後も仕掛けに2匹がかかり釣れるダブルを連発するなど、順調に釣り上げていました。
息子は、最近釣りに目覚め、本牧の海釣り公園へ自転車で行くなど熱心で、情報も収集し、詳しくなっています。そんな中での今回の船釣りです。鼻息も荒く、当日を迎えています。ですが、ワクワクで私のように寝られないや早く起きてしまうなんて微塵もなく、よく寝てのベストコンディションです。羨ましい限りです。
そんな息子も早い段階で釣り上げ、大喜びです。私も負けていられません。すると少しして、ビクビクとひきがあり、久々のこの感覚と興奮しながら、糸を巻きました。針からアジが外れないように慎重に釣り上げました。
そこからは、3人順調に釣り上げ、クーラーボックスはアジでいっぱいになっていきました。はじめのうちは、釣れるたびに数を数えていましたが、あまりに釣れるので、途中からあまり数えなくなっていました。贅沢すぎます。
結果約6時間の釣果は、3人合わせて、107匹、3人の中で1番釣ったのは、最初からよく釣れていた妻でした。
釣り名人のパパ友だちの奥様のママ友が下船してひと言『釣りはここからが大変なんだよ』言われた自分は、あまり意味が分からずでしたが、帰って実感しました。アジをさばいている妻が悲鳴を上げていたのです。実は、自分は大学時代の恩師が亡くなったと連絡があったので、釣りから帰ってすぐに斎場の教会へ向かっていたのです。頼りにしていた息子は寝てしまっていて、妻一人で奮闘していたのです。
その後我が家で反省会と称する飲み会をして、大いに笑い、美味しくいただきました。最高の一日となりました。
その後寝ていて手伝えなかった罪滅ぼしか、息子が残ったアジを全てさばいてくれました。その数、60匹、やると決めたら粘り強く取り組む息子、息子の長所を発揮してくれて、妻も安堵の表情をしていました。