3月11日は、東日本大震災から13年です。今年は、1月1日の元旦に能登半島地震があり、
自分にとっては東日本大震災を改めて思い返す機会となりました。
大学時代の友人が陸前高田に住んでいて、13年前に言え月波に流され、長男が津波で亡くなりました。
その亡くなった長男は、18歳高校3年生でした。奇しくも、今の息子と同じ年です。複雑な思いです。
亡くなった長男は、自分たちの結婚式にもお祝いで訪れてくれました。埼玉の大学に入学も決まっていました。
これからいろいろなことを経験して、楽しいこともいっぱいあっただろうにと胸が張り裂けそうになったことを覚えています。
未だに、自分はその当時の映像を直視できませんし、涙があふれてきます。
震災から1か月たたない前に東北道が開通したので、大学時代にかかわりのあった兄と二人で陸前高田に向かいました。
横浜で必要と思われるものをたくさん買いこみ、車に積んで向かいました。
その当時報道されていたよりお店には品物もだいぶ増えてきているものの、何かと不自由をしていると話していました。
その晩、近くの焼肉屋さんで友人夫婦とその次男、奥さんのご両親と食事をしました。昔の友人と自分の話をしたりして、
みんなで笑い合いました。その時友人が言った言葉が今でも忘れられません。『震災が起こってから初めて笑ったかもしれない』
私たちには考えも及ばない辛い気持ち、悲しい気持ち、やるせない気持ち様々な感情だろうとその時感じたのを覚えています。
あれから13年、私たちにできることは東北のみなさんに寄り添うこと、忘れないこと、一緒に歩むことだなと思います。