2泊3日の研修旅行も最終3日目になったとき、またタクシーに乗る機会がありました。博多の職と文化の博物館ハクハクに向かっていました。
その車中で運転手さんからうかがいました。<ふくや>の創業者の川原俊夫さんの話でした。
川原さんは朝鮮から明太子の原型を日本人の口に合うように改良し、販売を開始したそうです。
その際に製造方法を特許を取ることなく、作り方を聞きに来た人たちに惜しげもなく、教えたそうです。
そのことにより、博多に明太子文化が根差し、広まっていったそうです。その運転手さんいわく、もし、川原さんが特許を取っていたら、これほど明太子が全国に周知され、広まることもなかっただろうと。
川原さんは、晩年高額納税者に名を連ねるほど財を成したそうです。そんな折、福岡の<山笠>が運営の危機に陥った際、私財を寄付し、<山笠>の危機を救ったそうです。
これらのエピソードを聞いてその心根に感動しました。川原さんのようなことを自分は真似はできませんが、考え方、心根を実践していきたいと思います。
これらのエピソードは、ドラマ『めんたいぴりり』で紹介されているようです。